腎ろうとは
腎ろうとは、尿路結石や腫瘍などによって排尿ができなくなった場合に、背中から腎臓に穴をあけて、カテーテルを留置し、尿の通り道を作ってあげるものです。
ウロストミーともいう(人工の尿路ストーマのこと)
腎ろうと膀胱ろうの違い
カテーテルが挿入される部位が異なります。腎ろうは、腎盂に繋がっており、膀胱ろうは膀胱に繋がっています。
尿路を新しく作らなければいけない理由によって(閉塞部位によって)どこにストーマを作るかが変わります。
尿の通り道を作る方法として、腎ろうや膀胱ろうの他に尿管皮膚瘻や回腸導管などもあります。
回腸導管=腎臓から回腸の一部を利用してストーマをつくる方法
尿管皮膚ろう=尿管をそのまま外に出す方法、カテーテルを使わなくても作る事も可能
腎ろう観察項目
- 腎ろうカテーテル挿入後1週間は消毒とガーゼ保護(以降はガーゼ保護のみ)
- 腎ろうカテーテルの挿入長さ確認、抜けていないか
- カテーテル周囲の皮膚トラブル
- 発赤、痛み、かゆみ
- 発熱
- カテーテルからの排尿の有無
腎ろうが抜けた時の対応
カテーテルが抜けた場合は、穴が塞がってしまう恐れがあるためすぐに病院へ連絡しましょう。



