こんにちは なぎです
実は看護師とは別に、養護教諭1種免許状をもっています。
養護教諭の資格取得の流れについて説明させてください。
養護教諭とは
養護教諭になるには
養護教諭になるには、養護教諭の免許を取得する必要があります。
免許を取るためには、大学・短大・専門学校の養護教諭養成課程のある教育・保健・看護系学科などを卒業する必要があります。
卒業することで免許が手に入るため、必要な単位を納めることができたのなら免許を手に入れるのに別途試験はありません。
4年制大学の場合は4年間、短大の場合で2年間で卒業できます。大学卒業の場合は養護教諭1種免許状(カリキュラムにより変動あり)、大学院を修了すると取得できる専修免許状(カリキュラムにより変動あり)を、短大の場合は養護教諭2種免許状が取得できます。
※大学卒業すれば一種免許ではなく、一種免許は大卒以上かつ養護免許用の単位を64単位以上取った場合等の決まりがあるので、大学や院を卒業していても単位数が足りなければ2種免許状あるいは1種免許状になります。
養護教諭免許があっても働けない
養護教諭の免許は持っている方は、養護教諭として働くチャンスがありますが、採用試験に受からないと働くことができません。
養護教諭免許の取得に試験はないが、採用時に試験が待っているということです。試験の内容は受験する自治体や私立により変わります。一般教養や教職に関する知識等の学力試験、論文試験、面接などが多いようです。
※自治体によっては看護師や保健師の実務経験があると学力試験の一部が免除になることもあります。
養護教諭1種免許と2種免許どっちがいいの
1種でも2種でも教員採用試験の受験資格はありますので、採用試験の結果次第で養護教諭になることが可能です。私立の養護教諭として働く場合には、1種や専修の方が有利に働くことがあり得ます。
養護教諭として働き始めてから、1種免許の取得を目指すように職場から言われるケースもあるようなので、養護教諭として働くことだけを視野に入れているのならば、1種免許まではどこかで取っておくのが良いかと思われます。
看護師と養護教諭どっちが大変?
免許取得の難易度は、国家試験もあるため看護師の方が何度が高いといえますが、就職口は多くありますので一度免許を取ってしまえば働くのは困りません。
一方、養護教諭は卒業により免許が与えられますので学校での単位を修めることができる学力を有しているのであれば、簡単に免許を取得できます。
しかし、教員採用試験は人気の地域だと倍率10倍を超えることもあり、1校に1人しかいませんから就職難易度は看護師よりも高いといえます。
多くの養護教諭が非常勤や臨時として働きながら空きを狙っている状態です。
看護師と養護教諭免許一緒に取れる?
取れます!
正確には、どこでも取れるわけではありません。
看護学部や看護学科で、養護教諭免許取得のカリキュラムを用意している学校であれば大学4年間で養護教諭免許1種と看護師国家試験受験資格を手に入れることができます。
看護学生のうちに養護教諭免許を取るとなると、取得するべき単位が増えます。私の場合、土曜日も授業でした。アルバイトをしながら学費の大半を自身で賄う必要がある方は、かなり大変だと思います。
養護教諭と看護2つ取得するメリット
- 自治体により看護の実務経験があると試験が優遇される
- 看護大に通いながら同時進行で養護教諭1種が取得できる
~ここからは個人の感想です~
養護教諭になるのはすごく大変だと思います。どの仕事も楽しいばかりではない部分を秘めていると思います。できるなら多くの選択肢を持っておくことで、辛いときの逃げ道を作っておくのがいいと考えています。
私は、看護学校に通いながらも「看護師になりたくない」と思っていたので、養護教諭免許を取りました。
絶対養護教諭になりたい方は、それで十分だと思います。しかし、迷いがある方は看護と併せて取っておくのもいいかもしれません。すぐに養護教諭になれなくても、看護免許を活用して時給の高いアルバイトをしたり、看護師として病院やクリニック、保育園、看護師養成学校の先生として働くなど、看護師の免許は働き方の幅を広げる手段になります。